Facebook広告

【画像で理解】Facebook広告のクリエイティブ設定の全体像(2022年版)

こんにちは、山崎です。

前回の記事では

Facebook広告のクリエイティブ設定の全体像

と、オーディエンス設定までの話をしていきました。

【初心者向け】Facebook広告のオーディエンス設定のコツや目安を教えますこんにちは、山崎です。 今回は前回の記事の続きとなります。 https://business-issin.com/faceb...

で、今回の記事ではFacebook広告設定でもラストの設定画面になってくる「クリエイティブ」の設定に関して、実際に過去に僕が運用していた広告を元に述べていきます。

Facebook広告のクリエイティブが悪いと、ターゲット設定がピッタリとあっていたり、Facebook広告をクリックした後に表示される、商品・サービス紹介のページまたはオプトインページが魅力的でだったとしても意味がなくなります。

ですので、上記のような悲しい結果にならない為にも、まずは今回は

「Facebook広告のクリエイティブ設定の全体像」

については把握していきましょう。

当記事はFacebook広告初心者向けではありますが、是非とも実践者の方も意外と気づきがあるようなところもあるかと思いますので、是非ともしっかり最後まで見ていただければ幸いです。

Facebook広告のクリエイティブ設定画面の全体像を把握しよう

Facebook広告のクリエイティブを初めて設定する方もいるかもしれませんので、まずは全体像として「Facebook広告のクリエイティブ設定画面」について一つずつ丁寧に解説していきます。

以下、Facebook広告のクリエイティブで設定する場所の画像となります。

Facebook広告 クリエイティブ 設定

具体的なFacebook広告でクリエイティブんの設定場所は以下の通りとなります。

①広告名
②Facebookページ
③Instagramアカウント
④作成する広告の種類
⑤クリエイティブ
⑥配信する広告のプレビュー
⑦メインテキスト
⑧見出し
⑨説明欄
⑩コールトゥーアクション
⑪リンク先
⑫言語
⑬トラッキング

うわ、結構設定する場所が多くて大変そう・・・

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、全てが難しい設定ではなかったり、あらかじめ設定されている部分も多いので、思ったよりもスムーズに進むことが多いです。

まず、それではここからはクリエイティブで設定する部分を丁寧に解説していきたいと思います。

①広告名

facebook広告 広告名

まず広告名に関しましては、最初はデフォルトの名前が選択させていると思います。

しかし、そのままだと分かりづらい部分がありますので、今後、自身が広告の管理をしていく時に、自身が見てすぐクリエイティブを思い出せるよう名前に変更していきましょう。

ちなみに個人的には、名前でクリエイティブがすぐ思い出せるような名前をつけております。

②Facebookページ、③Instagramアカウント

②Facebookページ・③Instagramアカウントに関しましては、既に1つずつ作成しており、Facebookページの作成及びInstagramアカウントに関してはしっかり紐付けしていれば、もう自動的に記入されているはずです。

もし、まだFacebookページの作成及びInstagramアカウントを作成していない方がいらっしゃいましたら、無料で作成できますので、二つを作成して紐付けをしていきましょう。

あとページやアカウントが複数ある方は、以下のように複数表示される中から、今回のFacebook広告で使いたいFacebookページやInstagramアカウントと選択していきましょう。

④作成する広告の種類

こちらは広告作成する種類として以下の3つから選べます。

最初は「広告を作成」を選んで作っていくことになりますが、一つ作れば後は「既存の投稿を使用」を選べるようになるのでクリエイティブを作るのがラクになります。

※ちなみに「既存の投稿を使用」を押すと、自身の過去の設定した広告クリエイティブを選べるようになります。

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また「クリエイティブハブのモックアップの使用」とは、Facebookが提供している「クリエイティブハブ」という、広告のモックアップ(主にビジュアルを確認するために作られるイメージのようなもの)を作成して実際の広告イメージを確認することが出来る機能を使って広告を作る形になります。


※引用元:Facebook広告マネージャ

この機能は広告を熟知してくるの便利ですが覚えるまで大変なので、やはり「広告を作成」を選ぶのがベストでしょう。というわけで、このような経緯から今回は「広告を作成」の説明 のみを以下からしていきます。

広告を作成について

「広告を作成」では以下の三つの項目をチョイスすることになります。

※当記事では初心者向けの記事ということからも、基本的な「シングル画像または動画」を選んだ場合の時、進めていく手順を紹介していきます。というのも、ここで「カルーセル」など別の項目を選択すると、以下のように設定項目が変化してくるからです。


※カルーセルの設定を選ぶと上記のように「カルーセルカード」の設定画面が表示されます。

なので、項目の選んだ時の説明は、また別のコンテンツで紹介していきます。

また「シングル画像または動画」を選びますと以下のように

「ダイナミック機能を使用」にチェックボックスを選択があるのですが、基本的に初心者の場合はコチラはチェックを入れておくことを推奨します。

ちなみにダイナミック機能とは、様々なユーザーが最も反応しそうな要素を予測して、1本の広告からパーソナライズされたバリエーションを動的に表示できる機能のことです。

具体的には以下の画像の通りです。


※引用元:Facebook広告マネージャ

まとめますと

・テキストオプション(メインテキスト・見出し・説明)を、広告を見たユーザーが最も反応すると予測される組み合わせで自動的に表示してくれる

・広告を見たユーザーが最も反応するように、画像または動画を調整してくれる

・広告を見たユーザーが最も反応するように、広告内または広告周辺の表示とコンポーネントの組み合わせを調整してくれる

という機能がダイナミック機能となります。

ちなみにダイナミック機能にチェックを入れますと、以下の画像のように実際出る広告をチェックすることが可能です。

「ダイナミック機能」と似てて、間違いやすい「ダイナミッククリエイティブ」についてこのダイナミック機能として勘違いされやすい機能が、広告セット画面に表示される「ダイナミッククリエイティブ」です。

以下のことです。

こちらは画像やテキストなどクリエイティブを構成するための要素を複数パターン登録するだけで最適な広告素材の組み合わせが自動に作成される機能となります。

そして、この「ダイナミッククリエイティブ」基本的に初めのうちは使うことを推奨しません。

なぜかと言えば、この機能を使ってしまうと、どのようなクリエイティブの画像や動画で反応があったのかがわかりづらくなってしまうからです。

後ほど、説明しようと思いますが、やはり広告で最も大事な要素と言っても過言ではないは「文字」よりも「画像や動画」の部分です。

ですから、この「画像や動画」部分だけは、しっかりと正確なデータが欲しいことからも、使ってしまうとデータが分かりづらくなってしまう「ダイナミッククリエイティブ」を使うことは推奨しないことをお勧めしています。

⑤クリエイティブ

このクリエイティブは広告で反応を取る為の要と言って良い場所となります。

つまり、Facebook広告のクリエイティブの中で最も大事な部分です。

広告の反応が良くなるクリエイティブ広告の種類やサイズなどは別記事で語りますので、まずは基本的な使い方に関して述べていきます。

まず基本的に何も設定していない時は、以下のような画像が表示されておりますので、

まずは「メディア」をクリックして、用意したコンテンツ(画像・動画)をアップロードしていきましょう。

そして「画像・動画」の二択を迫られますので、任意の方を選択しましょう。ちなみに今回の記事では「画像を追加」をクリックした場合の手順で進めていきます。

画像を追加をクリックすると、以下のようなアップロード画面が出ますので、クリエイティブに使いたい画像を選択します。

そして、画像の選択が終わりましたら、右下の次へをクリックします。

すると今度は配置用のメディアの切り抜きを選択が出ますので、基本的にはMeta社が推奨する大きさを選んでください。

ただし、あまりにも途中で切れてしまったりして、おかしい場合は自身で調節していただければ幸いです。

最後に上記の画像で抜けてしまっていますが、右下の「完了」のボタンがありますので、そちらをクリックすると、以下のようにクリエイティブを無事にセットが確認できます。

これでクリエイティブの設定は無事完了となります。

⑥配信する広告のプレビュー

⑤までの作業が終わりますと、右側にONをしていれば、広告プレビューが表示されます。

facebook広告 プレビュー 画像

そして、このプレビューですが、まずは「広告プレビュー」のオン・オフのボタンがあるので、表示していない人は「オン」にして表示をさせましょう。

そして、このプレビューでは「シェア」という項目をクリックすると、以下のような様々なことが出来たり、

また上記の画像で「シェア」の隣「詳細プレビュー」がありますが、これをクリックすると以下のように様々な媒体での表示の様子がわかります。


※詳細プレビューを押すと上記のように表示されます

ここでFacebook及びInstagramの各表示がわかりますので、しっかりと自分のイメージ通りに表示されているかをチェックしましょう。

あと、これは後ほど詳しく語りますが「メインテキスト」と「見出し」は、広告の形によって出現する文字数が変わってきますので、こういうところもしっかりチェックすることをお勧めします。

他にはプレビューで表示されている「編集」のボタンをクリックすると

以下のようにメディアのサイズやテキストを変更できる画面が出てきます。

この画面でも左側のバーに出てくいる「メディア」や「テキスト」などが設定できるのですが、今回は初心者向けと言うことで、一般的な画面での設定方法について述べていきます。

また、プレビューが表示されている右の部分ですが、こちらは下にスクロールすると各媒体での広告の表示のされ方がわかります。

さらにプレビューが表示されている右の部分ですが「ダイナミック機能」を入れた場合に限り、ダイナミック機能に関してのプレビューを見ることが可能です。

⑦メインテキスト

メインテキストと次に紹介する「見出し」は「広告の画像や動画」の次に大事な部分であり、ここの文言を変えることによって反応率を変えることができます。

ちなみにメインテキストは何文字でも記入することができますが、一応、Meta社の公式としては「半角125文字以内(全角62文字以内)」が推奨と言われております。

というのも、それ以上入れてしまうと、広告プレビューを見ればわかるかと思いますが「…もっと見る」と表示されてしまい、クリックすれば表示するですが、クリックしなければ文字が見えないと言う事態になります。

じゃ半角125文字以内(全角62文字以内)で収めれば良いの?

と言う話ですが、この辺は一概には言い難い部分もありますので、この辺も含めてメインテキストに関しては、広告クリエイティブの肝ですので、別記事でしっかりと述べていきます。

ちなみに以下のような文章をメインテキスト入れた場合、

各媒体でメインテキストを記入すると以下のように表示されます。(赤枠で囲んだ部分でメインテキストの表示部分です)

ちなみに上記のようにFacebookやInstagramなどでの各表示で確認するときは、先ほど解説した「広告プレビュー」の「詳細プレビュー」のボタンをクリックすると上記のように様々な媒体での表示を確認することができます。

ちなみにメインテキストは、FacebookとInstagramで表記場所が違うこと部分もあれば、似ている部分もあるのが見てみると良くわかります。

またメインテキストは合計で5種類のパターンを組むことができます。

やり方としましては「+オプションを…」をクリックした後に、記入欄が表示されますので、そこに2パターン目を記入していきます。(3、4、5を増やしたい方は記入欄に文章を記入後にさらに「+オプションを…」を押して、増やしていきましょう。)

そして、以下の画像のように増やしましたら、どのような感じになっているのかを「バリエーション」をクリックして確認していきましょう。

以下のようにバリエーションを確認した時に、記入したテキストの個数だけ、表示されていたら様々なパターンを作れていたら、okとなります。

⑧見出し

メインテキストの次に大事なってくるのが、この「見出し」となります。

見出しは「半角25文字以内(全角12文字以内)が推奨」と言われております。

これはメインテキストと同様で、媒体によって以降の部分が、以下のように表記されないことから、

この「半角25文字以内(全角12文字以内)」の文字数が推奨されています。

しかし、こちらもあくまでも「推奨」であり、場合によっては、それ以上長くても問題ありません。

こちらに関しては先ほどのメインテキストと同様で、別記事にでしっかりと述べていきますので、そちらをご覧いただければと思います。

また、この見出しですが、メインテキストと同様で複数入力することが可能です。

複数項目を増やすやり方もメインテキストと同様で、

「+オプションを…」クリックすると以下のように最大5個まで増やせます。

そして、複数入れた場合は、これもメインテキストと同様で以下のように

バリエーションを表示を押すと、以下のようにどのように表示されるのかの確認が可能です。

ちなみに見出しですが、

注意点として、上記の画像の右の媒体のように表記されないこともあるので、この点は覚えておきましょう。(特にInstagram媒体は殆ど見出しの表示はありません)

ちなみにFacebookの各媒体では以下のような形で表示されます。(赤枠が表示部分です)

その辺を考えた上でメインテキストのバランスを考え、設定していきましょう。

※⑨説明欄

説明欄は任意となり、現在では限られた媒体のみ表示される機能になってしまい、以前よりも対策した上で入力したとしても、費用対効果はあまり見込めないような状態になっております。

というのも、以下の公式でも述べています通り、説明欄を記入しても表示されない媒体が増えたからです。

一応、現時点で確認できたのは、Facebookグループフィードでは表示されることは確認できました。

しかし、説明欄に熱を入れて文章を書いたとしても表示されなければ無意味になってしまいます。

そして、正直言いますが、説明欄を魅力的にするよりも、可能な限り「メインテキスト」と「見出し」に魅力的にした方が費用対効果が良いです。

ちなみに一応説明しておきますと、説明の部分も「メインテキスト」と「見出し」と同様に「+オプションを…」をクリックすると以下のように、最大5つまでの説明文を入力することが可能です

【補足】テキストを利用者ごとに最適化

こちらは文字通りで見出しとメインテキストを自動で入れ替えてくれる機能です。

この機能は基本的には「ON」にしておくことを推奨します。

というのも、本来であれば「OFF」にして、クリエイティブごとに文章を分けた方が、しっかりと費用対効果の高い組み合わせがわかるので、しっかりと見極めたいところなのです。

しかし、基本的には文章よりも画像や動画という「メディア」による違いのが大きく反映為れる為、そこまで細かく反応がある文章の組み合わせを見出さなくても良いと言う判断から基本的には「ON」にすることを推奨します。

ただ細かく測りたい人はOFFで様々な組み合わせで試すことをお勧めします。

⑩コールトゥーアクション

コールトゥーアクションは以下の画像の赤枠に該当する部分となります。

以下各広告画面で表示される部分ですが、広告によっては表示されないものございます。

基本的には自身の広告にあったものを選ぶことをお勧めします。

ただ、上記を見ると基本的には汎用性がある「詳しくはコチラ」にしておくことが無難かもしれません。

⑪リンク先

リンク先はお客さんが広告をクリックした時に、自身が飛ばしたいページを設定する部分です。

自身の任意の項目にチェックを入れると良いです。

ただし、殆どの方が「ウェブサイト」を選んで、LPページや自身のサイトのURLを入力するかと思います。

この際、URLプレビューで入力したURLのサイトが見れるので、必ず一回は間違ったページに飛ばしていないかの意味でも確認をしておきましょう。

ちなみにで上記で表示している画像は「ウェブサイト」を選択している場合で、この場合はウェブサイトのURLのところに、広告から飛ばしたいページのURLを入力します。

また「ディスプレイリンク」と言う欄は、ここで任意のURLを入れることによって、広告に表示されるURLが、この任意ものに変わりますので、変更したい方は変えていきましょう。

また、基本的に多くの人が「ウェブサイト」使い方をすると思いますが、この記事は全体像の記事となりますので、他の項目を選んだ時に表示される画面を少しします。

まず一つの「ウェブサイトとショップ」は以下のように

購入のコンバージョンイベントがないと作れない項目となります。

また「インスタントエクスペリエンス」を選択すると「テンプレート」を選択することとなります。

※インスタントエクスペリエンスとは、モバイルデバイスでタップすると開いてフルスクリーンで表示される広告フォーマットです。詳しくは公式ページをご覧いただけると幸いです。

例えば「顧客獲得」を選択すると以下のように表記されます。

そして、最後は「Facebookイベント」ですが、

これはFacebookでイベントを作っていた場合利用できます。

⑫言語

もし外国人向けに広告を出向する場合はこちらを使いますが、殆どの人が日本人をターゲットとしているので、あまり使わない人が多いかと思います。

使い方としましては「言語を追加」を押すと任意の言語を記入することができ、外国語で広告が配信できるようになります。

また、上記で複数のメインテキストや見出しを使っているとこの機能は使うことができないので注意してください。

⑬トラッキング

いよいよ最後の項目となります。それが「トラッキング」です。

基本的には既に各イベントを設定していれば、記入されていると思います。

ちなみに複数のイベントがある場合は、以下のように任意の物を選べますので、使いたいイベントを選んでいきましょう。

※ピクセルを複数作っている場合はこのような感じで選べます

また「URLパラメータ」を設定したい方は、ここで設定してきましょう。

URLパラメータとは

URLパラメータはデータを収集するために URL の末尾に付け加える変数である。主にFacebook広告では、広告からの流入orメルマガからの流入などアクセス元を測るために使う人などがいらっしゃいます。

次回はFacebook広告のクリエイティブ設定画面の具体的なコツについて述べます

というわけで、Facebook広告のクリエイティブ設定画面の全体像について述べてきました。

恐らく、ここまで丁寧に解説しているサイトは殆どないと思いますので、URLをブックマークなどに入れておきまして、自身で初めてFacebook広告のクリエイティブを設定する時に是非とも参考にしていただければ幸いです。

また今回の記事では、あくまでも「Facebook広告のクリエイティブ設定画面の全体像」であり、Facebook広告の費用対効果を上げる為の話をしていないので、それに関しては次回の記事でしっかりと書いていきます。

是非とも今回の記事で、一通りのFacebook広告のクリエイティブ設定を理解した上で、次回の記事をご覧いただければ幸いです。

それでは、今回はこの辺で失礼します。